新型コロナウイルス感染症に対するinochi学生プロジェクトの対応について

昨今の新型コロナウイルス感染症に伴う社会情勢の変化及び政府の対応を鑑み、弊団体では2020年度の活動について、以下の方針で行うことを決定いたしました。

  • inochi Gakusei Innovators' Program KANSAI / KANTO / KANAZAWAのプログラム開始を、すべて7月からといたします。
  • 従来は6月からの開始でしたが、感染症の流行を受け、応募締め切り・面接期間・プログラム開始日を延期いたします。
  • youtubeなどによるオンラインコンテンツの配信も計画中です。

この情報は令和2年4月1日のものであり、今後の情勢によっては変更の可能性もございます。

ABOUT

inochi Gakusei Innovators'
Programとは

中高生がヘルスケア課題解決プランを競うプログラム

今年度テーマ:発達障害と、 ともに歩める 社会をつくる。

inochi学生プロジェクトが運営する、5ヶ月間に渡り、2~4人から成る中高・高専生のチームがヘルスケア課題解決のプランを創出・実行し競い合うプログラムです。 本プログラムは関西で2015年から毎年開催されており、2019年は関東に進出。2020年はさらに金沢にも進出します。

チーム結成

選考を通過した中高・高専生2~4名+大学生PM(Project Manager)で1つのチームを結成します。

ヒアリング・インタビュー

発達障害の当事者・関係者の方などとの対話を通して、「どのようなことに生きづらさを感じているのか、困っているのか」「どのようなことが求められているか」をお聞きし、様々な課題を肌感で捉えていきます。

課題設定

発達障害の当事者や関係者の方々を取り巻く問題の全体像を把握し、本質的な課題かつ自分のチームが取り組むべき課題は何なのかを設定します。

解決策創出

自らが設定した課題を解決するためのプランを、ヘルスケアのアプローチから創出します。

プロトタイプ実践

創出したプランの試作品を作りながらプランを実行し、課題解決の精度を高めていきます。

発表

プログラムの最後には約15チームの中から約6チームが選抜され、inochi学生・未来フォーラムで多数の観客の前でプランのプレゼンテーションを行います。その中でグランプリを決定し、優秀チームにはプランの実現のための資金援助15万円が授与されます。

実装

プログラムの間に得た経験を糧に社会実装めざして活動を続けるチームに対して、継続的に支援を行います。

FEATURE

inochiの特徴

各界トップランナーからの特別講義

大阪大学・京都大学医学部生などによるフルサポート

最先端医療研究施設、最先端技術施設への見学

THEME

今年取り組むテーマ

発達障害と、
ともに歩める
社会をつくる。

BACKGROUND

背景

通常学級1クラス(40人)に約3人。

日本の公立小中学校の通常学級において
発達障害の可能性がある児童

障害に対する社会の意識の変化

マイノリティを否定し同化圧力をかけるのではなく、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合う社会づくりに取り組む。
そういった機運が、2020東京オリンピック・パラリンピックの基本コンセプトの一つ:「多様性と調和」を契機に、かつてないほど日本中で高まっています。
それに伴い、発達障害への取り組みが急務になっています。
発達障害が原因で様々な生きづらさを抱えている人が、今の日本にはまだたくさんいます。

高齢者ヘルスケア課題への関心の高さ

金沢市は、IoTを活用した市民参加型見守りシステムを全国に先駆けて導入するなど、高齢者ヘルスケア課題に積極的であり地域の協力が得やすいです。

モデル都市としての金沢

金沢の高齢化状況は日本の都市部の高齢化状況と近く、金沢でのシステムは日本全国のモデルになると考えられます。

若者の視点で高齢者の抱える課題を解決する

GREETING

代表挨拶

「発達障害」を知っていますか。
私は昔働いていた放課後等デイサービスで、発達障害を持つ子たちと交流したことがあります。純真無垢な子供そのものだった彼らは、「発達障害」という言葉は無縁のようにみえました。 しかし私はふと、彼らの将来について考えました。「この子たちは、これから先のさまざまな困難を乗り越えていけるのだろうか」という漠然とした不安。私以上に彼らが感じているはずだったあの感情を、私は今でも忘れることができません。 近年、発達障害は徐々に認知度が高まってきているものの、間違った認識が広がっているのも現状です。 発達障害は「見えない障害」です。外見からはその方が生きづらさを抱えているとはわからない。だからこそ苦しい部分もあります。 そのような子どもたちが大人になったとき、正しい理解のもとでそれぞれの良さを活かせる社会をつくりたい。エネルギーに満ち溢れ、しがらみのない私たち若者にはそれができると信じています。
大人だけでは今まで解決しきれなかった医療・教育・福祉が絡むこの難題に、私たち若者が本気で取り組みます。

inochi Gakusei Innovators’ Program 2020 KANSAI 代表
大阪大学医学部医学科2年 相良 壮馬

VOICE

修了生の声

天羽真嵩
  • 2020年度入試 京都大学医学部医学科推薦合格
  • 2017年度修了生(当時清風南海高校1年)

参加した理由としては、高校の先輩がinochi参加者だったというのが大きかったです。もともと医学への興味があり、得意なテクノロジー分野でヘルスケアの課題解決ができるのが魅力的で、参加を決めました。そして、inochiをやっている時に、医学部医学科に行くことを決断しました。 また、inochiではプレゼンテーション能力が鍛えられました。以前は冗長になりがちだった発表も今では簡潔かつ的確に纏めることが出来るようになりました。そのお陰で、大学入試の自己推薦文や面接も自信をもって取り組むことが出来ました。

山田陽南
  • 2020年度入試 大阪市立大学医学部医学科合格
  • 2018年度修了生(当時清風南海高校2年)

知識0の状態から、プランを実現するのは簡単なことではありません。主導的にアクションを起こす必要があります。 しかし、頑張った分だけ自身の成長に繋がる上、社会に貢献することができます。また、共に課題解決に取り組むかけがえのない仲間もできます。 ヘルスケアの課題解決に真剣に向き合ったことで、私の世界は完全に変わりました。私が参加した年のテーマは自殺でした。困難にぶつかった時にはヒアリングやエビデンスから自分達で立てた課題に立ち返りながら、どうすれば自殺を減らせるか、どうすれば人が生きやすくなるか、答えのない問いに挑み続けました。 「命」を救いたい、その思いで5ヶ月間駆け抜けた人にしか見えない世界が、あなたを待っています!

夏野菜カレー
  • 2019年度修了生(当時甲陽高校2年)
  • 2019年度inochi学生・未来フォーラム最優秀チーム

僕達がこのプロジェクトに参加して経験したことは本当にたくさんあるのですが、ここでは厳選して4つを皆さんにお伝えします!
・様々な分野の著名な方々のお話を拝聴することができ、人生の「幅」を広げることができた!
・個性的な大学生PMの方々と一緒に活動できた!
・人前でのプレゼンの経験を積めた!
・半年間かけて一つの案に磨きをかけ、具体化していく過程を経験できた!
今参加しようか迷っているのならば、とりあえず応募しましょう。間違いなくこプロジェクトはあなたを変えてくれます!

ACHIEVEMENT

これまでの実績

本プログラムで培った能力とヘルスケア・イノベーションへの高い志を持って、毎年多数のinochi修了生がAO・推薦・一般入試でトップレベルの大学に進学し、日本・世界のヘルスケアを牽引する人材へと道を歩んでいます。          

アイデア受賞歴
  • マイプロジェクトアワード2016
  • 文部科学大臣賞
  • 京都大学総長賞
  • テクノ愛2017グランプリ
  • など多数受賞
修了生の合格実績
  • 東京大学理科3類 大阪大学医学部医学科
  • 京都大学医学部医学科(推薦・一般)
  • アメリカ コロンビア大学理工学部
  • 京都大学医学部人間健康科学科(推薦)
  • 慶應義塾大学総合政策学部(推薦)
  • その他国公立大学医学部医学科推薦合格多数
600名以上の修了者
  • 日本含めて7ヵ国からの参加
  • 国内外併せて611名の修了生を輩出
  • 参加中高総数67校
  • 142の課題解決アイデアの創出
400以上のメディア掲載
  • NHK大阪「かんさい熱視線」
  • 毎日放送「情熱大陸」
  • 朝日放送「キャスト」
  • よみうりテレビ「かんさい情報ネット」など
団体としての受賞歴
  • 第19回日本臨床救急医学会総会・学術集会2015
  • 優秀演題賞
  • 第6回京都学生健康フォーラム最優秀賞など

SCHEDULE

プログラム予定

5/10 早期応募締め切り
5/316/7 最終応募締め切り
7/5 KICK OFF MEETING
7/19 DESIGN THINKING DAY
7/26 MENTORING DAY #1
8/09 COMMUNITY × TECH DAY
8/16 PROTOTYPING DAY
8/17~31 最先端施設見学
9/6 INTERIM PRESENTATION
9/13 MENTORING DAY#2
9/20 STARTUP DAY
10/4 PRESENTATION DAY
10/25 最終選考会
11/29 inochi学生・未来フォーラム
※予定は予告なく変更になる場合がございます。

VIDEO

昨年度の様子の動画

FAQ

よくある質問


Q

参加するために費用はかかりますか?

A

いいえ。参加応募に際して原則、費用は必要ありません。(例外として、inochi EXPO bootcampは参加費が必要となります)面接、教育プログラム、inochi学生・未来フォーラムなどに参加する際の交通費はご自身で負担していただいております。


Q

上記プログラムはどこで開催されますか?

A

主に大阪大学・京都大学などの大学施設で開催する予定です。詳細な開催場所につきましてはプログラム参加者の皆様に改めてご連絡いたします。


Q

前提知識がないと参加できないのですか?

A

いいえ。専門知識は一切必要ありません。学びたいという意欲があり、真剣に取り組んでいただける方であればどなたでもご参加いただけます。


Q

全日程に参加できなければ応募できませんか?

A

そのようなことはありませんが、活動の特性上、原則全日程に参加していただくのが望ましいです。欠席の場合は事前連絡により欠席可能としております。


Q

一人でも参加できますか?

A

inochi Gakusei Innovators’ Programでは、課題解決を高いリーダーシップと1人1人の力を発揮したチームプレーによって行うことを推奨しております。全ての生徒・学生は2〜4名のチームでの応募とさせていただきます。


Q

上記日程以外の時間を割いて活動することはありますか?

A

プログラムとしてそういった活動を設定することはございません。ただし例年大学生との密なメンタリング・会議などを行うチームがほとんどなので、自主的に集まったりオンラインでの会議を行う場合が多くなっています。


Q

違う学校・学年の子とチームを組んでも良いですか?

A

はい。実際、例年そのようなチームが数チーム存在します。


ADVISOR

アドバイザー

池野 文昭

Program Director (US),
Stanford Biodesign
Advisory Director,
Japan Biodesign

八木 雅和

大阪大学 大学院
医学系研究科 招へい准教授
Program Director,
Japan Biodesign

片山 泰一

大阪大学連合
小児発達学研究科教授

服巻 智子

心と発達の相談支援
another planet臨床顧問

本田 秀夫

信州大学医学部
子どものこころの発達医学教室教授
附属病院子どものこころ診療部長

佐々木 健一

関西医科大学
産学連携知的財産統括室
顧問/弁理士

SUPPORTER

サポーター

理事長

澤 芳樹

大阪大学大学院
医学系研究科心臓血管外科
教授

理事

高橋 政代

株式会社ビジョンケア
代表取締役社長

森尾 友宏

東京医科歯科大学
発生発達病態学分野 教授

中村 雅也

慶應義塾大学医学部
整形外科学教室 教授

田中 里佳

順天堂大学医学部
形成外科学講座 先任准教授

鈴木 寛

東京大学 教授
慶應義塾大学 教授

高橋 良輔

京都大学大学院医学研究科
臨床神経学 教授

松村 真宏

大阪大学大学院
経済学研究科 教授

寺本 将行

大阪大学医学部医学科卒
医師

私達と共にヘルスケアを変えよう。

大学生・大学院生運営スタッフを募集しています。「若者にしかできないヘルスケアの課題解決がある。」私たちはそう信じています。私たちと一緒に未来のヘルスケアを変えていきませんか?特別な知識や技術は問いません。興味のある方は以下のフォームから簡単な質問に答えてください。後日メンバーから改めて連絡します。

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主催

inochi学生プロジェクト×inochi未来プロジェクト

東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」という目的の下活動する“inochi学生プロジェクト”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。

inochi学生プロジェクトとは

「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinoovativeな課題解決プランの創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。

inochi学生プロジェクトの活動

基幹事業であるinochi Gakusei Innovators' Programに加え、2025年大阪・関西万博を起爆剤に若者による課題解決を促進することを目指す「WAKAZO」という複合事業も行っています。

WAKAZOの活動
一般社団法人inochi未来プロジェクトとは

みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。
医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、健康で長生きできる街・国になることをめざします。

2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。

一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科教授 澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。

inochi未来プロジェクトの活動