7月11日(土)、大阪大学最先端医療イノベーションセンターにてキックオフイベントが開催されました。第一回目の研修としまして、BLS(一次救命処置)講習、学生運営代表よりキックオフプレゼンが行われました。

  目の前で人が倒れた時に私達はどう対応すればよいのか。AEDはどのように使うのか。AED使用を含めた市民による一次救命処置が、傷病者の救命率、社会復帰率に大きく貢献することが明らかにされています。「まずは、BLSの基本的な知識や技術を身に着けよう」をテーマに、BLS講習を行いました。中高生は、中学、高校混合のチーム分かれ、大学生インストラクターのサポートの下、BLSについて学びました。初めてAEDの使い方を学ぶ参加者もおり、大変活気のある講習会となりました。

  その後、運営学生代表からキックオフプレゼンが行われ、これからの研修予定や中高生に期待することなど、熱いメッセージが伝えられました。

  7月20日(月)、大阪大学最先端医療イノベーションセンターにてリーダーシップ養成講座が開催されました。キックオフイベントにつづいての第二回目のイベントとして、リーダーシップに焦点を当てて、ワークショップと講演が行われました。

  これから人を巻き込み、AED普及プランを作っていく際に必要不可欠なリーダーシップ。大阪大学大学院国際公共政策研究科客員教授の木川田先生によるワークショップではAEDに対する事前課題をもとに、ブレインストーミングでアイデアを出し合いました。その後、実際にプランを作りあげ、発表してもらいました。

  より良い案を作る為に皆で議論し合い、大変活気のある講義となりました。

  午後からは、ダボス会議グローバルシェイパーにも選ばれ、それぞれの分野で活躍されている若手リーダー、徐東輝さん、中村暖さんにご講演していただきました。お二人の今までの活動を語ってもらうとともに、行動の核・軸となる考え方を熱く伝えていただきました。

  7月28日(土)、夏休み阪大研修プログラム（阪大DAY）の第一回を開催しました。まず、大阪大学最先端医療イノベーションセンターにて、大阪大学救命救急センター講師大西光雄先生のレクチャーを行いました。

  大西先生からは、救命現場における集団バイアスのお話から、心肺蘇生法変遷の歴史、それに貢献してきた大阪の大規模データベースとそこから出てきた研究結果のお話等々、様々な角度から、AEDや心肺蘇生についてお話していただきました。ご自身の体験談を交えながらのお話は、非常に興味深く、勉強になるものでした。
「心肺蘇生の方法も、10年で大きく変わってきた。今正しいとされていることが絶対的に正しいとは限らない。常に疑うことが大切」という中高生へのメッセージが非常に印象的でした。

  その後、大阪市住之江区の住之江会館に移動し、上野様のお話を伺いました。上野様の息子さん、貴寛さんは2007年、高校野球の試合中に、相手バッターが放った打球を胸に受け、マウンド上で意識を失いました(→詳細)。 貴寛さんは、上野様を始め、異変を感じ、集まった周りの呼びかけにも全く反応を示さず、ケイレンをし、呼吸が止まった状況だったそうです。
今にも失われようとしているその命を救ったのが、AEDとたまたま試合の観客席にいた人工呼吸・心臓マッサージを行える専門家でした。その経験から、上野様は少年野球チームや地元の小学校を中心に、AEDの普及活動を行ってこられました。

  上野さまは当時のことを振り返り、「あのとき、AEDは本当に魔法の機械のように感じました。グラウンドが山の上にあって、救急車の到着を待ってからでは息子は助からなかったでしょう。」と述べられ、市民による一次救命処置の重要性、難しさを現場での体験をもとに語られました。
また、「私達にはAEDを広めていく責任がある」とも述べられ、AEDの普及に取り組む参加中高生に「若い力で頑張って欲しい」とメッセージを送られました。医療者ではない方の生の声を聞くとても貴重な会になったと思います。

  7月30日(木)、阪大研修プログラム（阪大DAY）の第二回を、今回は大阪府庁と電通テック関西支社で開催しました。

  まず、大阪府庁にて、大阪府危機管理室の方から「大阪を襲う大地震」と題して、近年確実に起こるとされている南海・東南海地震及びその津波による被害予想、そしてそれらに対する防災・減災対策をハード面とソフト面に分けてご講義を頂きました。ハード面では公助としての国や大阪府など行政が主体となって行う施設や体制の整備について話していただき、ソフト面の対策についてお話からは、私たち市民一人ひとりが自分の身を守り、家族や自治会の中で助け合う自助・共助の重要性を改めて認識することができました。さらにこの自助・共助の精神がAEDの普及に際しても重要になっていくであろうとご講義いただきました。

  続いて、大阪府府民文化部都市魅力創造局魅力づくり推進課の方から「水都大阪の取り組み」と題して、水と光の首都大阪の実現を目指したまちづくり推進体制の構築について歴史的な背景も踏まえながら実際の取り組みを中心にご講義頂きました。現在の「水都大阪」の取り組みはどれも創意工夫の尽くされたものばかりでした。自然災害をもたらすこともある河川ですが、やはり人間生活と水は切っても切れない関係にあり、河川をさらに生かしたまちづくりは大阪にさらに活気を与えてくれるように思えました。AED啓発をまちづくりの一環として考えるという、新たな視点をもつ重要なきっかけになったように思います。また、「水都大阪」をブランドとしていかにして発信しているかの話も聞くことが出来、AED普及のプラン・アイデアを伝えていく際の良い指針となったと思います。

  その後、電通テック関西支社の建物に移動し、同社のマーケティングクリエーティブセンターアートディレクターの堀内弘誓先生から「デザイン」、そして「アイデア」についてご講義頂きました。先生はドーナツの有名なあのキャラクターの生みの親でもいらっしゃり、その開発時のお話も合わせてお聞きすることができました。
「アイデア」によって国際的な社会問題を解決に導く、また楽しい生活を「デザイン」している実例を通して、「アイデア」と「デザイン」は無限の力を持つことを実感しました。

「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである。」

「デザインはファインアートとは違い、目的や機能を巧みに果たすことで初めて生きたダイナミズムを得る一方、芸術性も含めそれ以上のものを持つことが望ましい。」

先生から頂いたこの二つのお言葉は中高生たちの「アイデア」・「デザイン」に対する心構えをがらりと変えるものとなったに違いありません。先生のご講義は、AED啓発の「アイデア」を出し、「デザイン」していく彼らにとって大きな糧となったことでしょう。

  最後になりましたが、今回ご講義頂いた先生方を始め運営に協力して頂きました皆様方にこの場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
(文貴:inochi学生フォーラム2015 STAFF 大阪大学医学部医学科一年生 大井遼)

  7月31日(金)、国立京都国際会館にて開催された、第30回日本不整脈学会・第32回日本心電学会合同学術集会 市民公開講座「減らせ突然死」に参加しました。京都以外にも様々なところからご講演に来ていただき、AEDの普及率を上げ突然死をいかに減らすかについて様々な観点からの講演が行われました。

  京都大学医学研究科初期診療・救急医学分野の西山 慶先生からは当然死の原因となる心臓発作のメカニズムに関するレクチャーが行われました。また講演の最後の「突然の発作で倒れた患者さんが助かるかどうかは病院に来る前の治療で勝負が決まってしまう。医者である私たちが搬送されてきた患者さんにどれだけ手を施してもどうしようもない。それが悔しくてたまらない。だからこういった講演を行っているんです。」という言葉が印象的でした。

  他にも、国家公務委員共済組合連合会立川病院の三田村 秀雄先生からは突然死を救う市民とAEDの力の重大さについて京都市消防局の清川 智弘先生からは救急発生件数の推移等のデータの分析や救命講習会の実施等を通じた市民への働きかけについて、医師であり僧侶も務めていらっしゃる来間 明規先生からは受動喫煙による突然死をなくすため禁煙とAEDの普及を訴えていることなどがそれぞれレクチャーされた。また実際に当然人が倒れたところに遭遇しAEDを使って救命活動を行った高校生の方からのお話もありました。

  最後に、京都大学環境安全保健機構の石見 拓先生からは小学生からの心肺蘇生・AEDの推進に関するレクチャーがあったのち、石見先生による小学生に対するAED模擬授業も行われた。

  8月12日(水)、京大研修プログラム(京大DAY)の第1回を、京都大学芝蘭会館別館で開催しました。
  まず、京都大学医学部長の上本伸二先生より開会の言葉をいただき、引き続き上本先生より「医療のあり方」について、臓器移植の例などを踏まえてお話していただきました。

  つぎに、京都大学初期診療・救急医学講座の邑田悟先生より、中高生でも理解しやすいように動画を交えながら救急の現場についてご講演していただきました。そのあと、グループに分かれ、救急について学んでいるサークルKUMASAL(京大)、KIBA(大阪医科大)などの方々の協力のもと、京大の北部構内の地図を用いてAEDの配置を自分たちで0から考えるワークショップを行いました。とにかくたくさんのAEDを配置した班や、逆にコストを考えてAEDの数を最小限にした班など各班それぞれ個性あるAEDマップを作成していました。

  午後の部では、最初に京都大学臨床研究総合センター教授である上嶋健治先生より、医学と社会の関わりについてEBM(Evidence Based Medicine)を取り上げつつご講演いただきました。質疑応答では、中高生たちが今思い描いているAEDの普及方法についてのアドバイスや上嶋先生ご自身の経験なども話されていました。

  続いて、京都大学医療情報学講座の黒田知宏教授より、「ITを医療に応用する」というテーマで、ITの様々な応用例やコンセプトをお話していただいきました。その後、実際に中高生に新しい製品を考えてもらうワークショップを行いました。それは、その製品によって誰が得をして、誰がお金を出してくれるのかといったことも考慮に入れながら身近にある製品と医療検査機器を組み合わせるといったものでした。そのあと、それぞれが考えた思い思いの製品をみんなの前で発表し、黒田先生からアドバイスや感想などをいただきました。

  最後に、中高生と学生スタッフとの交流のために、中高生がグループに分かれて学生スタッフと自由に話をするセッションを開きました。

  この日は、「どれだけ情熱ややる気、アイデアを持っていても、それはあくまでスタートライン。実現するにはもうワンステップ必要で現実性を考慮しなければならず、情熱と現実性の双方のバランスが肝心である。」ということをコンセプトとしてプログラムを組んだものでした。その結果、中高生にとっては少し難しい内容のものもあり、スケジュール的にもかなり盛りだくさんな1日でしたが、参加した中高生たちは、とても生き生きと発言・議論をし、休憩時間にも先生に質問に行くなど常に積極的な姿勢で臨んでいました。
(文責:京都大学医学部1回生 山下真弥)

  8月14日(金)、京大特別研修プログラムを、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)で開催しました。
  はじめに、inochiフォーラム学生スタッフの京都大学医学部医学科2回生の上戸壽さんより、見学の際の諸注意とiPS細胞に関する予備知識や山中教授がiPS細胞を発見された経緯について、レクチャーが行われました。

  続いて、CiRA国際広報室の遠山真理さんより、「細胞とは」から始まり、幹細胞のことやCiRAの施設・研究室のことなどの基礎知識について説明していただきました。そののち京都大学iPS細胞研究所・再生医科学研究所の山下潤教授より、山下教授が研究していらっしゃるES細胞やiPS細胞を用いた心臓・血管の再生について講義していただきました。心臓の疾患、ES細胞とiPS細胞、細胞シートの技術、細胞の積層化とその難点といったように基礎的なところから最先端の技術に至るまで盛りだくさんの講義でした。

  最後に、山下教授と遠山さんの案内の下、山下教授の研究室を見学させていただきました。まず、研究室内にある器具の説明をしていただいた後、実際に顕微鏡で細胞の様子を見せていただきました。分化していない細胞と心筋細胞のように分化して拍動している細胞の2種類を見せていただき、中高生はとくに拍動している細胞塊を見たときには感嘆の声を漏らしていました。

  この日の研修は、人数制限のため、残念ながら中高生全員に参加してもらうことはできませんでした。しかしその分、参加できた生徒たちは気を引き締めて臨んでいました。iPS細胞は世界中から注目され、様々なところで取り上げられている一方で、誤った情報や信憑性の薄い情報もメディア上に多く混在している中、本プログラムは、中高生が実際の研究現場で元の情報に触れることができたいい機会になったと思います。

(文責:京都大学医学部1回生 山下真弥)

  8月18日(水)、京大DAY最終日が京都市国際交流会館特別会議室にて開催されました。
  最初のプログラムとして、国内唯一のAEDメーカである日本光電の若林勤氏より、AEDの工学についてご講演をしていただきました。AED製造に関わる立場から、部品の一つ一つにまでフォーカスした詳細なレクチャーが行われました。

  次に、京都大学環境安全保健機構健康管理部門の教授であり、この2015inochi学生フォーラムの総合アドバイザーでもあられる石見拓先生にご講演していただきました。
「AED普及の現状と課題・今後の展望」と題し、AEDにおける日本の第一人者として今何を考え、何を思うのかを熱く語ってくださりました。

  続いて、京都大学産官学連携本部イノベーションマネジメントサイエンス研究部門客員准教授の瀧本哲史先生より、「世界を変えるためには」というご講演をしていただきました。これまでの歴史の中でどのような人々がいかにしてイノベーションを巻き起こしてきたのかをヒントに、AED使用率向上プランという問題に挑む中高生たちがこれからどのような姿勢で立ち向かっていくべきかを熱く語っていただきました。

  次に、心臓突然死の社会問題の解決を目指すソーシャルスタートアップ企業“Coaido”のCEOである玄正慎氏にご講演していただきました。心肺停止者を目撃した場合にSOSを発信し救命協力者やAEDを呼び寄せるアプリの開発や、AEDMAPシステムなど、ご自身が現在進行形で関わっておられる事業について、様々な経緯も含めて話が展開されていきました。

  そしてプログラムの最後に、石見先生・瀧本先生・玄正氏に、inochi学生フォーラムのスタッフである大阪大学医学部医学科4年の寺本将行さんを加えたパネルディスカッションが行われました。「医療と社会の関わり」についての白熱した議論がなされたり、これからいよいよ本格的にプラン構築に着手していく中高生たちに向けたメッセージが送られたりするなど、会場は終始熱気を帯びていました。

  この日をもって阪大・京大それぞれでの研修の全日程が終了しました。全ての講義が終わったあとには各グループを担当するメンターも発表され、いよいよ“インプット”の時期から“アウトプット”の時期に移行するのだということを実感する中高生の引き締まった顔が見られました。その意味でも、12日,14日,18日と行われてきた京大DAYは中高生にとって非常に刺激的かつ有意義な三日間だったと思います。

(文責:京都大学医学部一回生 外山尚吾)

  8月31日(月)、9月1日(火)の2日間、学生スタッフの一部が埼玉県及び群馬県で行われたAED合宿に参加しました。この合宿は、inochi学生フォーラム総合アドバイザーの石見拓先生の研究室の大学院生でいらっしゃる、島本大也さんに全面的にご協力をいただきました。この合宿はこれから中高生が本格的にAED普及のための案を考え始めるにあたり、それをサポートする学生スタッフの、AED及びその普及に対する見識をより深めることを目的とするものでした。

  1日目は埼玉にて、学校で生徒が倒れた時の対応などが記されているガイドライン「ASUKAモデル」ができるきっかけとなった桐田明日香さんのお母様であり、AED普及のために活動していらっしゃる桐田寿子さんにお話を伺った後、明日香さんの事例が発生した日進小学校を訪問しました。インタビューで桐田さんは、AED普及のための特効薬はなく、地道な努力によって徐々に広めていくしかないことや、子供がAEDに興味を持ち知ることによって、周りの大人もAEDについて知らざるを得なくなるというように、「子供が大人を変えていく」ということなどを語ってくださいました。

  2日目は群馬にて、前橋市消防局を訪問し、救急救命士で、AED・BLSの普及に積極的に関わっておられる方々にお話を伺いました。AED・BLS講習会において、市民の方々、特に無関心の方にも満足してもらうにはどうすればいいかといったことについての苦労や工夫、周りの理解が得られない中でもあきらめず10年、20年の単位で普及活動を継続しなければならないことなどを教えてくださいました。また、中高生に対して、「AED普及の第一走者になってください」というメッセージもいただきました。

  その後、富岡市にある日本光電の工場を見学させていただきました。日本光電は、日本最大のAEDシェアを誇り世界にも進出しておられる企業です。最初にAEDをより精度の高いものにするための研究や独自の工程ラインについてのレクチャーをしていただき、その後実際に製造工程を見学させていただきました。AEDには人の命がかかっているということもあり、各工程で何度も何度も検査を行い、細心の注意を払って作られていました。また、少し時間をとっていただき、学生スタッフも日本光電の方々に対してプレゼンを行いました。そこで、ユーザー側の思いとして「AED使用率3.7％という現状を何とかしたい」ということを強く訴えました。

  最後に、富岡甘楽広域消防本部を訪れ、救急救命士の方や看護師の方にお話を伺いました。ご自分のプライベートな時間を使い講習会を開くなどされて、AED普及に献身的に取り組んでおられる方々でした。学校教育の場でのAED普及活動など、実際になさっていることを詳しく語ってくださいました。また、中高生へのメッセージとして「AED使用率の3.7％という数字の裏には、亡くなった方・その遺族・助けようとしたが助けられなかった方など悲しいドラマがある。数字にこだわらずに1人でも多くの人を救えるよう頑張ってほしい。」という言葉をいただきました。

  9月23日に電通関西支社様の大ホールをお借りして、中高生のプランの中間報告会を開催しました。
  壇上に立ちスライドを使いながら、彼らのプランを発表してもらいました。1チーム10分と限られた時間にも関わらず、非常に見応えのあるプレゼンをしてくれました。
  発表後のフィードバックを元に、10月11日に行われる最終選考会に向けて、さらにプランをブラッシュアップしてくれるものと、とても期待しています。

  10月11日(日)、これまで研修プログラムに参加してきた中高生のチーム計19チームの中から11月1日(日)に中之島公会堂で開かれるinochi学生フォーラムでプレゼンテーションをする3チームを決める最終選考会を、大阪大学会館で開催しました。

  参加チームは高校生14チーム・中学生5チームから成り、その中から高校生2チーム・中学生1チームの計3チームが選出されました。各チームに10分間のプレゼンテーションと3分間の審査員からの質疑応答を行ってもらい、それをもとに選考を行いました。プレゼンテーションは、「学生としてAED使用率が3.7％という現状を変えるにはどうすればよいか」という題材で行われ、アイデアの新規性・実現可能性・継続性・現時点でどのくらい実行に移しているか等を基準に審査されました。
  今回審査員として、京都橘大学助教授兼減らせ突然死プロジェクト事務局員の千田 いずみ先生、大阪大学全学教育推進機構准教授の松行 輝昌先生、株式会社電通関西支社プロモーション・デザイン局統合プランニング部の其道 忠久様、大阪大学人間科学部4年Cafe ＋Bar Ludzie創業者の野本有香様の計4名の方々にご協力いただきました。
  中高生のプレゼンテーションは、アイデアやプレゼンテーション能力の非常に高いものが多くスタッフの想像をはるかに超えたものばかりでした。審査員の方々にも好評をいただき、3チームに絞るのはとても苦労したとおっしゃっていました。

  今回選ばれたチームには、これから自分たちのアイデアにさらに磨きをかけより現実に近いものにしていくために選ばればかったチームの分までがんばってもらい、11月1日には大人を驚かせるようなプレゼンテーションをしてくれることを期待しています。